2冊めの瞬間英作文テキストを探しているなら『会話できる英文法大特訓』

『会話できる英文法大特訓』表紙画像

「瞬間英作文」におすすめのテキストとしては、すでに『瞬間英作文トレーニング』を紹介させていただきました。

今回ご紹介するのは、2冊めの瞬間英作文テキストとしておすすめの
会話できる英文法大特訓
です。

もし『瞬間英作文トレーニング』をやり終えて、次に取り掛かる瞬間英作文テキストをお探しなら、ぜひ『会話できる英文法大特訓』に取り組んでみてください。

以下、2冊めの瞬間英作文テキストとして『会話できる英文法大特訓』をおすすめする理由を説明します。
(補足:「瞬間英作文」の効果や学習方法は過去記事(頭の中に「英語の回路」を作る『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』)で詳しく解説しています。もしこれから「瞬間英作文」を始めてみようとお考えでしたら、ぜひ参考にしてみてください)

『瞬間英作文トレーニング』よりも扱っている文法内容が少し難しい

『会話できる英文法大特訓』は、扱っている文法内容が『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』よりも少し難しくなっています。

例えば、仮定法過去(もし〜だったら・・・なのに)や分詞構文(現在分詞や過去分詞を用いて時や理由を表す話法)は、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』では扱われていませんが、『会話できる英文法大特訓』には掲載されています。

これは、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』が中学レベルの英語で構成されているのに対して、『会話できる英文法大特訓』が高校レベルの文法内容までカバーしているためです。

そのため、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の次に『会話できる英文法大特訓』に取り組むと、ごく自然に「中学英語」→「高校英語」と学習内容をステップアップすることが出来ます

逆に言うと、1冊めの瞬間英作文テキストとして『会話できる英文法大特訓』に取り組むのは、負荷が大きすぎるのであまりおすすめ出来ません。
「瞬間英作文」はあくまでも短くて簡単な英文を速く、大量に話すトレーニングなので、最初の負荷は拍子抜けするぐらい簡単な方が望ましいのです。

「瞬間英作文」を行なう際は、ぜひ

『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』
      ↓
『会話できる英文法大特訓』

という流れで学習を進めてみてください。

中学英語の内容を新しい例文で復習しつつ、高校英語の文法知識も自ずと身につけられるはずです。

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各英文に解説がついていて親切

『会話できる英文法大特訓』英文解説画像
『会話できる英文法大特訓』119ページより

掲載されているほとんどすべての英文に解説が付いている点も、『会話できる英文法大特訓』をおすすめする理由の一つです。

残念ながら『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』には、英文に対する十分な解説が載っていません(もちろん、これは『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』の英文が解説が必要ないほど易しいということの裏返しでもありますが)。

「瞬間英作文」は簡単な英文を大量に話すことによって頭の中に「英語の回路」を作るトレーニング方法なので、単語の意味を調べたり、文法を確認したりといった作業は、「瞬間英作文」においては極端に言えばムダであり、邪魔な作業です。

『会話できる英文法大特訓』では各英文に解説がついてるので、大抵の場合、疑問に思ったことなどをその場ですぐに確認することが出来ます

『会話できる英文法大特訓』英文解説画像
『会話できる英文法大特訓』119ページより

「瞬間英作文」では、リズムに乗って英文をどんどん話すスピード感が重要です。
ぜひ『会話できる英文法大特訓』を使って、スムーズな「瞬間英作文」学習を体験してみてください。

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瞬間英作文は一冊やって終わりではない

使い込んだ2冊の「瞬間英作文」テキスト
使い込まれた「瞬間英作文」テキスト

「瞬間英作文」は、一冊やって終わりというトレーニング方法ではありません。

自分の英語のレベルに応じて教材を変えながら、ずっと続けていくに値する学習方法です。

ちなみに「瞬間英作文」という学習方法を初めて提唱した『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』では、瞬間英作文の進め方について以下のように解説しています。

【第1ステージ】
中学英語の範囲内で平易な文が文型別に確実にスムーズに作れるようにする。
単語・表現に難しいものが一切ないばからしい程容易な文例集を使用。

【第2ステージ】
中学英語の文型の瞬間的な引き出し、結合が自由にできるようにする。
反射的に英文を作る回路の設置完了。
例文が、文法・文型別に並んでいないパターン・シャッフルされたもの、あるいは文型が結合された文例集を使用。

【第3ステージ】
さまざまな文型・構文・表現を駆使できるようにする。
第2ステージ終了までに獲得した回路を利用し、中学英語の枠を超えたさまざまな文例集・構文集を用い、あらゆる構文、文型、表現を習得していく。
(『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』17ページより)

上記の解説の例でいけば、2冊めの「瞬間英作文」として『会話できる英文法大特訓』を学習するのは、トレーニング全体の中のまだ「第1ステージ」に過ぎません。

この後、学習の進み具合に応じて文型別の例文集をさらに2冊、3冊と行なっても良いですし、「第2ステージ」のパターン・シャッフルもしくは文型が結合された文例集を行なうという手もあります。

とにかく、頭の中に「英語の回路」を設置するというのは、大変手間と根気のいる作業になります。

どうか途中で諦めず、投げ出さず、「瞬間英作文」をコツコツと続けてみてください。
遠回りなように見えても、結局は何度も反復を繰り返し「英語を話す」という行為を身体に染み込ませるのが一番の近道なのです。

『会話できる英文法大特訓』は、そんな「瞬間英作文」の第1ステージにピッタリの英語テキストです。

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まとめ

以上、2冊めの瞬間英作文テキストとしておすすめの
会話できる英文法大特訓
のご紹介でした。

最後にこの記事の内容を簡単にまとめておきます。

・『会話できる英文法大特訓』は扱っている文法内容が少し難しいので、『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』が終わった後の2冊めの「瞬間英作文」としておすすめ
・『会話できる英文法大特訓』は各英文に解説が付いているので、文法の疑問点などをその場で確認することが出来る
・「瞬間英作文」は、英語の習熟度によって教材を変えつつ、ずっと続けていくに値する効果的な学習方法

もし『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』をすでにやり込んでいる方であれば、英会話における「瞬間英作文」の効果はすでに十分実感されているはずです。
ぜひその勢いで2冊めの「瞬間英作文」に取り組んでみてください。
2冊めのテキストが終わる頃には、間違いなく今以上の手応えを掴めるはずです。

『会話できる英文法大特訓』は、中学レベルの英語を高校レベルにステップアップさせるのに最適の「瞬間英作文」テキストです。

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